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トレッキング湯沢Ⅰ

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2006年8月27日
越後湯沢駅東口の階段(エスカレーターもある)を降りると目の前が駅ロータリー。湯沢の駅は山から川の方向に下る斜面に位置しているので、西口は高く東口は低い。

苗場プリンスホテル行きバスに乗っておよそ20分で八木沢のバス停に着く。

バス停から4~5分も歩けば、もう湯沢トレッキング入口だ。
右の写真はトレッキング入口付近。登山口までは畑の畦道を更に10分程度歩く。作物を荒らさないように注意しよう。

今年は大雨もあったので、多少足元が悪かった。

八木沢口
八木沢登山口に到着。

熊出没注意の立て札が・・・
熊のほうも人間になど出会いたくはないはず。熊鈴ぐらいは準備していこう。

案内板の脇に登山カードが置かれている。怪我など万一の場合に備え、提出しておく事をお薦めしたい。

大峰の原水

今年は水量がとても豊だった。
口に含むと柔らかさがわかる。麓の酒蔵でもこの原水に由来する水を仕込みに使っているのだとか。

持参した予備の水筒を満たし、次のポイントに向かう。

栄太郎峠方向を望む
八木沢口から栄太郎登り口の間は、ほぼこのような風景が続く。杉やブナなどの雑木林の中を進む。
常にせせらぎの音が絶えず、気持ちの良い道だ。

清津川沿いの道

沢を渡る
八木沢から2Kmも入ってくると、しばしば沢を渡る。このあたりは橋がかかっているので難儀する事はない。
ただし雨上がりなどは滑るので気を付けよう

秋の気配も

猿飛岩付近。
ここまで来れば栄太郎登り口まではもうひと息だ。
この先に少し広くなった場所があり、今年はそこの木のベンチに腰掛けて、湯沢の駅で求めたおにぎりをいただいた。もちろん水筒に詰めた大峰の原水を飲みながら。

鹿飛橋への道
栄太郎峠への道もこんな感じの勾配だ

今年は時間の関係でこの先の鹿飛橋までは行かなかった。ここまではほぼ平坦な道のりだが、ここから先、橋まではかなり上り下りがあるし足元も良くない。
以前はこの先を直進できたので、もっと楽に行けたようだ。

右は一昨年の写真。鹿飛橋から先、清津峡を経て清津峡温泉までは本格的な登山路で、かなり危険な道だ。
充分に経験を積んだ人以外はここで引き返すべきだろう。

なお、清津峡には石打方面から車でアクセスできる。



栄太郎峠への坂から
対岸の山を望む

栄太郎登り口からはひたすら登り道が続く。ほとんど平らな場所はない。
しかし高度を稼ぐに連れて対岸の景色が良くなってくるので元気付けられる。
沢伝いに登るので、しばしば草叢から蛙などの小動物が飛び出してくる。踏まないように注意してあげよう。

途中、少し開けた場所で巨大なブナの木に出会う。ブナ姫と呼ばれるこの木は大人二人で囲めるほどの巨樹。

ブナ姫

麗人の森

苦労して登ってきた甲斐があると思える瞬間だ。急坂を登りきると突然、樺の林に出る。
麗人の森と名付けるに相応しい美しい森だ。
樺の木はほとんど全部が根元から曲がって生えている。冬期は積雪の重みに耐えて立っているからだ。
それでも天に向かってまっすぐに幹を伸ばしている木々に、自然と敬意が湧いてくる。

栄太郎峠から
塩沢石打方面を望む

そして、ついに栄太郎峠に到着。
麗人の森からは約300メートルほど、だらだら坂を登ってくる。栄太郎峠にも熊出没注意の立て札が立っていた。
しばし景色と涼やかな風で達成感を味わう。

さて、これで終わらないのが湯沢トレッキングのあなどれないところで、ここから先、ロープウェイの駅まではまだもう少しある。
近道の急勾配を使えば約1時間、迂回路を使えば2時間近くの道のりが残っている。本当に時間には余裕を持って計画を立てていただきたい。

今年もウォンバット商会では栄太郎峠からの下山路に近道を使う事にした。以前、一度下ったことがあるが、かなりの急勾配に設けられた階段を長時間降り続ける事になる。
所々、沢に木の橋がかかっている場所があるが、濡れていると滑るので転ばないように注意したい。怪我の無いように、できればストックなどを装備して行くと良いかも知れない。

そうして苦労して降りていくと、アルプの里の高山植物園のロックガーデンの上あたりに出る。
登山姿の我々と対照的に、ミュールにミニスカートの女性も舗装された道を歩いている。また、ゴーカートのエンジン音やサマーボブスレーに乗る子供達の歓声も聞こえてくる。
この終着点で感じられるギャップが、またこのトレッキングルートの醍醐味のひとつかも知れない。

ロープウェイで山麓駅まで降りた後は、もちろん温泉が待っている。


アルプの里
高山植物園


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