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沼ッ原湿原

フォトギャラリー

2006年9月5日
街中はまだ暑熱が残る9月初めの沼ッ原湿原。
季節と季節の変わり目にどれだけの花が見られるかと思ったが、予想以上に多彩な顔ぶれが待っていてくれた。
沼ッ原駐車場から付近の山々を見上げる。
駐車場はかなりの広さがあるが、キスゲの季節などにはあなどれない混雑となるかも知れない。
駐車場の片隅に公衆トイレがある。
湿原への降り口に「熊出没注意」の立て看板。
今年も湿原から深山湖(ダム)に向かう登山路でツキノワグマの目撃情報があったようだ。
付近は野生生物の宝庫でもある。
クマの方も人には会いたくないはず。熊鈴を付けて遭遇を避けたいものだ。


駐車場からゆっくり歩いて5、6分後には下に着いた。
台風の影響で直前まで驟雨だったので、足元がぬかるんでいた。
黄色いキンミズヒキの花がびっしりと咲いていた。その中に紫色のアザミも点々としており、ミツバチが行き来していた。

キンミズヒキ
見上げると赤とんぼが枝先にとまっていた。雲間から射す日の光に翅が輝いていた。

秋が確実に近づいている。
木道を歩いていて出会った植物たち

アケボノソウ

アザミ

エゾリンドウ

サワギキョウ

サギソウ

紅葉も近い

ヤマトリカブト
エゾリンドウの可憐な姿やサワギキョウの特徴的な形に見とれているうち、突然真っ白なサギソウに遭遇。5株ぐらい見つけた。
ヤマトリカブトの葉はニリンソウと良く似ている。しかしトリカブトは有毒なので間違ってはいけない。そう思ってみるせいか、少しばかり妖しげな紫の輝きであった。
三斗小屋温泉方面へと続く木道。
この両脇にエゾリンドウやサギソウを見つけた。
また、木道の下の水中にはオタマジャクシやイモリ、クロサンショウウオなどの両生類がたくさん見られる。
沼ッ原調整池近くから湿原を望む。

台風が接近する中、足早に訪ねた沼ッ原湿原だったが、一発で気に入った。
今度は晴天の中ゆっくりと歩きたいと思った。
周辺の山々や深山ダム、発電所などを訪ねるプランもありだ。


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